築38年、家族6人が暮らすこの家は、DIYを楽しみながら手を加えてきた愛着のある住まい。
しかし、家族が増える中で寒さや間取りの課題が浮き彫りになり、建て替えかリノベーションかで悩む日々が続きました。
それでも「この家が好き」という家族全員の想いが後押しとなり、リノベーションを決断。
リノベのテーマは、家族がもっと自由で快適に暮らせること。
リビングには庭とつながる大きな窓を設け、緑を感じる開放感を実現。
子どもたちが夢中になる秘密基地のようなロフトを新たに造作し、遊び心をプラスしました。
キッチンは空間をコンパクトにしつつ、両面使いのカップボードで収納力を強化。細部にまで家族の暮らしを支える工夫を盛り込みました。
迷い続けたからこそ生まれた、理想の住まい。家族の想いを形にしたリノベーションの物語を、ぜひご覧ください。
工期:2023年8月~2023年12月(4ヶ月)
施工床面積:123.7㎡(37.5坪)
家族構成:ご夫妻 お子様4人+愛犬1匹
CUSTOMER VOICE
こんな風に暮らしたい」という夢がリノベで叶いました!
子どもが2人だった14年前、2人の出身地である長岡京市でゆったり子育てがしたいと、築38年の家を購入。もともとアンティークや古いものが好きだったので、古い家も「素敵!」と思って。お金はないけど時間はあったので(笑)、自分たちでクロスを貼ったり、ペンキを塗ったり、楽しみながら手を入れて暮らしていました。
ところが住んで1年目に3人目の子どもができると、底冷えする部屋やキッチンの離れた間取りが赤ちゃんのいる暮らしには厳しくて、業者に依頼して床暖房設置や間取り変更のリフォームをしました。実はその頃私は「イハウズマニア」で(笑)、雑誌の写真を切り抜いて「素敵~」と憧れていたのですが、「世界が違う」と依頼は思いつかなかったんです。
今回のリノベーションのきっかけは、4年前に自宅で始めた子どもたち向けの絵画教室。教室とリビングの間が引き戸なので、声が漏れるのが気になったんです。改めて住宅会社探しを始め、イハウズさんを見つけて「あれ?ここはもしかして?」。資料請求して届いた冊子を読んで、私の言いたいことが書いてある!と感激しました。
その頃はリノベか建て替えか別の場所で新築するか迷っていて、イハウズさんにもいっぱい相談しました。新築の資金計画も立ててもらったり、リノベの物件を見学したり。1年半くらい悩みましたが、自分はリノベが好きだし、子どもたちが「この家が好き」というのにも後押しされて、リノベに決定。そこからはトントンと計画が進みました。
打ち合わせはずっとワクワク、楽しかったですね。提案されるものがみんな素敵で。迷ったときもじっくり一緒に考えてくれて、一つひとつ納得しながら決めることができました。工事が始まってから、「キッチンに窓がつけられないか」と思いつき、ダメもとで伝えてみたら、その場で電話して対応してくださって、実現したのはほんとにうれしかったです。
間取りや内装、設備、外壁などすべて変え、窓もほとんど新しくしました。大きな窓に変えた箇所もありますが、気密・断熱性が上がったので、光熱費は削減でき、防音性も上がっています。毎朝、窓を開けて風を感じるのが気持ちいい。「こんな風に暮らしたい」という理想の暮らしができるようになって、とても幸せな毎日です。
STAFF VOICE
・ビフォーの印象
軽量鉄骨のフレームに、どこか懐かしさを感じる佇まい。
すでに2度リフォームが施されていて、なかなか手ごわい案件になる予感がしました。でも、その難しさがまた燃えるんです。お庭の植栽が美しく手入れされていたのは、植物好きの奥様のおかげ。これが、この家の第一印象をぐっと引き立てていました。
・見どころ
6人家族が暮らす家ならではの、部屋の配置やロフト空間の使い方がとてもユニーク。特に2階のロフトには「これがリノベの醍醐味!」と思わされました。
そしてリビングの大きな窓越しに見える庭の緑。室内にいながら自然とつながる心地よさを感じます。外観の配色や外構デザインも、細部までこだわりが光ります。
・打ち合わせで印象に残ったこと
建て替えか、それともリノベーションか。お施主様が悩みに悩まれて、最終的にリノベーションを選ばれたことは特に印象深い出来事でした。
また、もともとお持ちだった古い家具との調和も重視したため、その家具がより引き立つようにデザインを工夫しました。
・こだわったところ
キッチンスペースの収納には特に力を入れました。リノベーションによってキッチンスペースが以前より少しコンパクトになる計画だったので、収納力を損なわないよう細かな工夫を凝らしました。
カップボードはキッチン側と通路側、どちらからも使えるよう両面仕様に。動線と実用性のバランスを考えた設計です。
・このお家で特に好きなところ
やっぱり2階寝室のロフト!軽量鉄骨の構造を生かして、天井もむき出しにしました。無骨でありながら、どこか愛嬌のある仕上がりがたまらないです。